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ロスト

夜になると現れ、人を襲う化け物たち。

元々は人間だったが、抱えすぎた負の感情のエネルギーにより化け物と成り果ててしまった。
彼らは全て、人間を襲うという強い欲求に突き動かされて行動する。
その姿や性質には、生前の人格や深層心理、ロストになったきっかけなどが反映される。
人々にとって脅威となる存在だが、彼らが活動できるのは基本的に日の光のない夜のみであり、
その体は夜明けとともに霧散してしまう。
だが、夜明けとともに居なくなったとしたとしても、倒されるまで消滅することはなく、夜になればまた現れる。
ロストは体のどこかが発光するという特徴を持っており、
人型に近いロストでも、その特徴からロストかどうかを見分けることが出来る。

詳細情報

  • ロストになるきっかけには個人差があり、同じような悲しい出来事に見舞われたとしてもロストになる人間とならない人間がいる。

  • 個人差があるため必ずしもこの例が当てはまるわけでないが、「彼女を喪ったこんな世界には何の価値もない…」と考える人間と「彼女を喪っても僕は彼女の分も強く生きなければ…」と考える人間では前者の方がロストになりやすい傾向がある。

  • 何に対して強い負の感情を感じるかは人それぞれである。本人にとってそれが耐え難いことであれば、それが客観的に見てどんなに些細なことでも人はロストになる可能性がある。

ロストの強さ

ロストの強さ

ロストの強さはE~Sのアルファベットによる等級で示される。
Eが最も弱く、Sが最も手強い。

 

E級

最弱のロスト。
それでももし放置すれば数人の哀れな犠牲者が出るだろう。
通常の騎士が一人で倒せる程度の能力。
獣程度の知能しかなく、複雑な行動はできない。
RPGで例えるなら雑魚モンスター。

D級

少し手強いロスト。
放っておけば一晩で数十人の命が失われるかもしれない。
このランクから人語を話すものが現れ始めるが、ほとんどのものが同じ単語を繰り返し叫んだり
意味不明の言葉をつぶやき続けるだけで、会話をすることは不可能である。
一般の騎士なら5人、暁の騎士団員なら1人で倒すことができる程度の能力を持つ。
RPGで例えるなら序盤のボス。

C級

騎士たちがかなり苦戦する強力なロスト。
このランクから会話が出来るものが現れ始めるが、すぐに感情的になってしまうため、実りあるおしゃべりは期待できないだろう。
放置すれば三桁規模の人々に被害が及ぶ可能性がある。
一般の騎士なら25人、暁の騎士団員なら5人(1隊)くらいでどうにか倒すことができる。
RPGで例えるなら中ボス。

B級

騎士達にとっても恐怖の対象であり、紛れもない脅威。
このランクから人語を理解し、完璧に会話する知能を持つものが現れ始める。
だが説得を試みようなどとは考えてはいけない。
彼らが知能を持ったということは即ち、人類を殲滅するための知恵を手に入れたということなのだ。
放置すれば街の一区画くらい簡単に吹き飛ばしてしまうかもしれない。
一般の騎士では対処が難しく、通常B級ロストが一体でも現れれば暁の騎士団に応援を要請する。
暁の騎士団員なら15人(3隊)くらいで辛くも勝利することができるだろう。
 

A級

もはや天災と言っても過言ではない、人類にとっての悪夢。
このランクから、体が発光するという特徴を隠し、完全に人間に化けることが出来るものが現れる。

更に驚くべきことに、日の光の下で活動できる個体も存在するという。

ただ、夜闇の中でなければ彼らは本来の力を発揮できないようで、昼の間活動するA級ロストは正体を隠し人間のフリをしている。
A級ロストは、一晩で街をまるごと一つ消してしまったことさえあるという。
暁の騎士団員は通常25人(5隊)程度で対処にあたるが、
犠牲を払うことも覚悟しなければならない。

S級

畏怖の対象、神と見紛う恐るべき存在。
一部は人間以上の知性を持つとさえ言われている。
いまだ、人類がS級ロストの殲滅に成功したという事例はない。
S級ロストの襲撃を受けた場合、暁の騎士団はその総力をもって街を防衛する。


※S級ロストはその設定故にキャラクター作成の難易度が高いかと思われますので、診断では出ないように設定されております。
S級ロストのキャラクターを作られる方は診断結果を無視して作成して下さい。

 

上記に示した基準はあくまで一応の目安であり、例外は常に存在する。

それほど大きな被害はないものの、討伐が困難であるために高ランク指定されているものや、逆に、倒すのは簡単だがあまりにも広範囲に被害が出るために高ランク指定されているロストもいるだろう。

「倒しにくさ」「被害規模」どちらかの基準を満たしていればより高ランクのロストに指定されると思っていい。
また、ロストにはそれぞれ特性がある。

優秀な騎士がE級のロストの思わぬ特性に不覚を取ることもあれば、意外な弱点を見つけることでB級以上のロストを簡単に倒すことも可能だろう。

詳細情報

  • B級以上のロストでも全てが会話可能なわけではなく、知能はE級と変わらないないがすさまじく力の強いA級ロスト、なども存在する。

  • 逆に戦闘能力はまったくないが罠を貼るのが得意なずる賢いE級も存在する。

  • ランクが上がるにつれて知性や理性が身につくため、人を襲うというロストの性質に抗おうとする高ランクロストも稀に存在する。だが通常、ロストが人を襲うという行為を我慢するのは難しく、もし成し遂げたとしても当人にかなりの精神的苦痛を伴う。

ロストの種類

ロストの種類

ロストには騎士団で作られた
以下のカテゴリー分けが存在する。

クラウン

能動的に人々を襲うロスト。
純粋に武力で人間を蹂躙したり、自ら人間に近寄って影響を与えるロストはクラウンに該当する。
(獣のような姿で襲い掛かってくる、聞くとダメージを受ける音楽を聞かせて周るなど、自ら人間を探して襲うタイプ)

プロップ

物に化けるロスト。
自分自身を、普段人間が使っている道具や、道端に落ちている興味深いものに見せかけて、手に取らせ罠にかける受動的なロスト。
(読むと飲み込まれてしまう本、取ると殺されてしまう電話など)
 

ステージ

建物や木、湖などに化け、人が近寄ってくるのを待って襲ったり、他のロストを支援したりすロスト。
(近づくと引き摺りこまれる湖、入ると圧死する小屋、他のロストを強化する香りを出す花畑など)

リング

リングは、基本的に他のタイプから派生して現れる。

リングはロストが持つ固有の異空間で、ロストはリングに人間を閉じ込めた後、さまざまな方法で危害を加える。
例)
●興味を惹かれるデザインの門をくぐると不思議な空間に出た(ステージ→リング)、
●クラウンのロストに食べられたと思ったらいつの間にか見たことのない場所にいた(クラウン→リング)

詳細情報

  • プロップ、ステージのロストは、クラウンのロストよりもロストであることを隠すのが得意であるが、よくみればどこかが必ず淡く発光している。

ロストの倒し方

ロストの倒し方

ロストはクオリアを使った武器の純粋な力で倒すことも出来るが、負の感情をエネルギーとする化け物であり元は人間であるため、

 

  • 負の感情が弱まるような思い出の品を与える。

  • 最後まで好いていた人物の姿を見せる。

  • 負の感情を解消するような優しい言葉をかける。

などの行為で弱体化させることが可能である。

 

例)

  • 女性に相手にされなかった為にロスト化した男に、彼が愛用していたアニメキャラクターの抱き枕を与えると、簡単に倒すことが出来た。

  • 顔が醜いせいで自己嫌悪に陥りロスト化した少女に、「君はとても可愛い」「君の美しさがわからないなんて、君の周りの人たちはなんて見る目がないんだ」と声をかけると、急激に弱体化し、簡単に倒すことが出来た。

 

ただし、これらの行為にはロストになる前の対象の情報と分析が必要である。

そのため暁の騎士団には調査部なるものが存在する。
関連→調査部

その他詳細情報

  • 人が多いところや常闇の領域の近くにはロストが多い。

  • 生殖機能を持ったロストがロスト同士、あるいはトワイライトや人間と子供を作った場合、普通の人間の赤ん坊が産まれる。

!!ロストのキャラクターを作る際の注意!!

交流される際は特に、最強設定にならないよう、
弱点を必ず用意してください。
弱点の設定の仕方については、「ロストの倒し方」の項目をご覧ください。

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